イギリスでは再びロックダウンが始まりました。劇場は3月以降閉まったきりです。春のロックダウンでは私も多くの俳優と同じく、公演や撮影の予定が全てキャンセルになりましたが、家でゆっくりした時間を楽しみ、意外となんとかなっています。もともと俳優業は予定が立たず収入も不安定な職業です。

ロックダウンが緩和された6月、ゲネラリというイタリアの保険会社のCMを撮影しました。イギリス人にとっては慣れないマスク着用、常に消毒を徹底した現場でした。出来上がったCMはこちら。
7月には、バルセロナで3日間、タバコのCMを撮影しました。ちょうどスペインのロックダウンが緩和されたタイミングだったので、検査も隔離もなくスムーズにいきましたが、空き時間に訪れてみたかった観光スポットは全て閉まっていました。。

8月、野外での演劇上演が解禁になったので、去年初演したミュージカル、「パール&ダガー」を、ソーシャル・ディスタンスを保ったコンサートバージョンに作り直し、ロンドンの公園で上演しました。お客さんにとっても私たちにとっても3ヶ月ぶりのライブパフォーマンス、日光や風や木々の中で、空間を共にして物語ることの大切を思い出しました。

9月から、日本の昔話をイラストと声で語るオンライン作品づくりに声優として参加しています。フィリピンと日本の合作として、英語、日本語、タガログ語で世界の子供達に向けて発信します。リハーサル、収録など全てオンラインで行うため、様々な国からアーティストが参加していて面白いです。

演劇界は休止していますが、映像の現場はコロナの検査やマスク、消毒などを徹底しながら続いています。どんな状況でも、人が生活している限り、演じること、物語ることはなくなりません。

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