最新情報というより気ままな日記です。
昨日で34歳になりました。
2年3か月ぶりにイギリスから日本に帰って来て1か月、少しづつ、様々な戸惑いにも慣れてきました。なぜ東京の夜は年中クリスマスイルミネーションのように明るいのか、なぜ録音された人の声が電車内や店内や街頭にほぼ途切れることなく流れているのか、なぜ接客業で働いている人はあんなに幸せそうな笑顔を絶やさないのか、なぜあなたのせいではないのにそんなにあやまるのか、なぜ多くの女性がとても高い声で話すのか・・。イギリスに行く前は気づかなかった東京のおもしろ変な部分が最近気になってしょうがありません。街で人の「素」がなかなか見えないのは、どうも皆さん常に「演じて」生きているからではないでしょうか。仕事中は、ひとりでいる時とは絶対に違う顔や声のトーンを使うことが暗黙の了解になっているのだと思います。「できる社会人のコミュニケーション力」ということでしょうか。その社会人仮面を意識的にかぶって楽しめる人はいいですが、それが合わない人、しかたなくかぶっているうちに仮面の下に「素」があることを忘れてしまった人は、精神的に大変だと思います。よくも悪くも日本の人は「みんなで一体となってがんばろう!」という気風があります。個々の違いを超越したところにある日本の演劇は、古くは能面をかぶったり一糸乱れぬ唄い舞い、新しくは客席と一体になって渦巻くエネルギーに酔う小劇場やアイドル劇場、商業演劇などです。私が以前仕事をしていた学校の子どもたち向け演劇も、主な目的は「共感力を育てる」ということだったと思います。そんな日本の社会で、みんなの勢いに乗れない、合わせられないととても居づらくなってしまいます。そこで役に立つのが西洋演劇(特に自然主義演劇)!仮面をかぶって生活していることに意識的になり、言っていることとやっていることと思っていることが違うというよくある人間のコミュニケーション方法を洗いざらい考えさせてくれるのが自然主義演劇です!
と、熱くなってきたところで今日はこのへんで。読んでくださってありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。